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一生懸命と一所懸命の違い正しく説明できますか?

2023年6月20日

みなさまこんにちは、早川です。

本日も面白い記事を見つけましたので共有させていただきます。

一生懸命 一所懸命 どっちが正解?
あなたでしたら、どうお答えになられますか?
ぜひ、いっしょ(う)懸命、考えてみてください。

goo辞書でそれぞれ引いてみます。すると…
■ 一生懸命(いっしょうけんめい)
[名・形動]《「一所懸命」から》
1 命がけで事に当たること。また、そのさま。
2 引くに引けないせっぱ詰まった場合。瀬戸際。

■ 一所懸命(いっしょけんめい)
[名・形動]
1 中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。また、その領地。
2 命がけで物事をすること。また、そのさま。必死。一生懸命(いっしょうけんめい)。

・・・

「一生懸命」と辞書で引くと、いきなり出てきます。『《「一所懸命」から》』と。この説明を見る限りでも、言葉としては「一所懸命」の方が先輩格であることがうかがえます。

一所懸命とは本来、その説明にもある通り「中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。また、その領地。」に由来する言葉です。これが転じ「命がけで物事をすること。また、そのさま。」を意味する言葉となり、そこからさらに、言葉の持つ意味合いから「一生」が使われるようになったと言われています。

そして現在、先輩格の「一所懸命」を差し置いて、明らかに「一生懸命」が幅を利かせています。もっと言えば、“「一所懸命」なんて誤用・間違いじゃね?”くらいの勢いで「一生懸命」が市民権を獲得しています。

改めて、一生懸命と一所懸命。

冒頭に引用したgoo辞書は『一生懸命は一所懸命の転』の立場を取っていますが、一方で、『一生懸命は一所懸命の誤り』と表記する辞書もあるというから、日本語は難しいですね。

ただ、一生を「いっしょ」と読んだり、一所を「いっしょう」と読むのは誤りですので念のため。

また、「中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにしたことを何というか?」と尋ねられたら、その答えは「一所懸命」のみが正解。でも大丈夫です。そんなこと、それこそ一生、聞かれないと思いますので。

いかがだったでしょうか?

普段、気にも留めずに使っている、今回のような言葉の微妙な違い。

日本語って難しいですね笑

 

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